第2章 地球への移住と繁栄


目次

 1 移住出来る星を求めて。~地球へ~

2 決して故郷の星には戻らない決意と動植物の品種改良

3 周辺地域の調査、入植後の政治形態(とても単純だった)

4 邪悪な宗教の発生と高次元生命体の介入による邪悪な宗教の排除

5 2種族の結婚、2種族が最初に結婚したのはアフリカの地でした


 

1 移住出来る星を求めて。~地球へ~

私たちは住んでいる惑星が徐々に冷えて将来住めなくなることに動揺しました。核戦争後一時は全滅という危機を乗り越えてここまで来たのに。指導者や科学者は寒冷化が一時的なものか、そうでないかを詳しく測定していきました。それと並行して温暖な気候を取り戻すためにとても多くの対策を進めていきましたが寒冷化は避けられないことがはっきりしてきたのです。

 

私たちは四方八方に探査船を飛ばし、住める惑星の情報の収集に乗り出しました。そして太陽系内に住むことが可能な星を二つ発見したのです。地球と火星です(この時すでにマローナ・フェイトン惑星は小惑星と化していたのか、それともマローナ・フェイトン惑星にはすでに住民が住んでいたため移住先として選定しなかったのは不明ですがマローナ・フェイトン惑星が破壊されたのは多分このころではなかったのかと推測しています)。その他の恒星系にも候補となるいくつかの惑星を発見しました。

 

私は知性でありスピリット 「彼らは太陽系内に居住可能な星を二つ発見したのです。地球と火星です」と彼らは言いました。しかし彼らはもう一つ特殊な星に高い知能と高度な文明を築いている人間を発見していました。それは人々には秘密にしていました。とてもそこには行けないと判断したからです。その星についてはあなた方が将来発見してください。

 

私たち2人種の指導者は協議した結果、比較的近い距離にあった太陽系に住民の一部を移住させようと両惑星の詳しい調査を開始したのです。探査用の宇宙船は光速を超えた速度(ここでなぜ光速を超えた速度と言ったのか考えてください。これは皆さんに対する宇宙物理学の情報提供なのです。地球の現在の物理学では、いかなる条件下でも光の速度を超えることはできないと教えているのです)で太陽系に侵入し、最初火星に到着しました。しかし火星を詳細に調べた結果、身長が低くモンゴロイド系の住人が既に住んでおり、科学力は低いが高度に精神性が進化していることがわかったのです。(この人種の系統は2つ考えられますが確証がないので省略します)

 

私たちは、調査を進めるに従い火星は砂漠が多く、食料となる小型の牛に似た動物や大型のウサギやネズミに似た小動物、種類は少ないが鳥や毒蛇、昆虫などが生息していました。低い樹木(高くても樹高5メートル位)や食用となる植物もありました。が、星の環境が豊かに動植物を育てるだけの力がなく、大量の住民が移住して生存していくための星としては魅力的には感じませんでした。また、故郷の惑星よりかなり気温が低く、いずれ寒冷化を起こすことが予想され、魅力ある惑星には見えませんでした。

 

探査船からの火星の状況報告を受け、私たち「バカラティーニ」の探査チームは指導者の指示により黒人種と黄色人種の乗る2機の宇宙船を第2惑星である地球に向かわせました。

 

私は知性でありスピリット 黒人種の宇宙船の着陸地点は現在のオーストラリア付近、黄色人種の着陸地点は現在のビルマのベンガル湾岸付近です。現在のオーストラリア、ビルマの付近の地形は当時とは大きく異なっています。現在の地形から推測するのはかなり困難です。アフリカの地形は今より大きく、インド付近は今よりずっと小さかったのです。オーストラリアは今より赤道近くに位置し、現在のような砂漠地帯はなく、いくつもの大河と内海で構成されていて、そこには素晴らしい自然が広がっていました。現在の南極は当時のオーストラリアと一部がつながっていました。南北アメリカ大陸は現在とほぼ似通った地形と言っても許されるでしょうがこの大陸は大きく変化しています。この地域に存在していたマチュ・ピチュはレムリア文明の中期にプレアデス星系の知的生命体の指導に基づいて基礎が形作られたもので、精神世界の扉を開く修業の場所として造られたものです。その修行者は後記するカー・ボデイとのつながりを持っていました。

 

私たちは着陸した地点を中心に調査を開始しました。そこは気温もかなり高く素晴らしい自然が広がっていました。1日は約30時間を少し超え、1年は280日でした。調査の結果、地球は少しずつであるが膨張していました、これは重力と遠心力に伴う渦の力や電気的な力等により内部空洞が膨れ上がっているためでした。

 

調査するうちに移住上の問題点が数点あることがわかって来ました。特に重力が故郷の惑星と比べて2倍近くあることと、大気成分の構成が少し異なっていること、故郷の惑星と比べて平均温度が低いということでした。すばらしい自然環境と動植物が豊富であるということを除けば。しかしそれは予想されていたことで、その環境に慣れる対策を進めれば移住には大きな障害にはならないと判断しました。

 

私たち黒人種が着陸した場所は水と植物に恵まれ様々な動植物に満ちあふれていました。そのため内海沿岸に移住のための前進基地を作り、その地域に長い間とどまりました。

黄色人種も着陸した場所の北西側に前進基地を作り、病原菌や動植物の生息状況、地質や気候等の調査を進めていきました。調査の結果、多くの未知のウイルスや細菌が生息していますが、直ちに種族の生存にかかわるほどのものはありませんでした。十分な準備をすれば今の医療技術で対応は可能であることが解ったのです。そのため、受け入れの準備と不測の病気の調査のために、必要な化学・医療・生産設備を持った先遣隊を入植させました。そして、詳細な調査のために双方がサブ的にいくつかの基地を作りましたがサブ基地は前進基地からそう遠くない場所に作りました。

 

私は知性でありスピリット 彼らは地球に共同して1つの国を作ったのではなく別々に国を作ったのです。地球を調査するために月に基地を作らなかったのは、当時、月は存在していなかったのです。彼らは火星を経由した後、直接地球の大陸を前進基地にしたのです。月はずっと後に約550年~600年と変動する周期の放浪惑星(現在彗星~次に地球にこの彗星が接近するのはこの周期ではありません。かなりかけ離れています。)が地球外の恒星系から連れてきたのです。そして地球に置いていきました。正確に言えば放浪惑星が地球まで連れてきたのですが地球の近くを通過した際に地球の引力に引き寄せられてしまったのです。その証拠は地球の周回状況をよく観察すればわかります。数学者なら計算で導き出すことも可能でしょう。

 

 

2 決して故郷の星には戻らない決意と動植物の品種改良

 ①地球に向かって

環境の異なる新しい星への移住を成功させるには黒人種、黄色人種の2人種の完全な信頼と理解が必要でした。また、大量移民のためには新たな大型の宇宙船の建造も必要でした。私たちは協力して移住者を若い健康な人や科学者、専門家、医療従事者などを中心に選んでいきました。

 

私は知性でありスピリット 彼らが地球へ移住したのは135万年前のことです。そして最初の移住から約50年を費やして移住を完了したのです。最終的には2種族共に360万人ずつ地球に移住したのでした。

 

 

高次元知性体 移住民が地球に着くまでの旅路を少しお見せしましょう。

宇宙船内のパネルに映る遠ざかる青い星「バカラティーニ」星、多くの移住民がパネルを見て感慨にふけっています。涙を流している人もいます。故郷を懐かしんでいるのでしょう。その中で故郷の惑星への思いを断ち切るようなうねりと新しい惑星地球への希望の声も聞こえます。やがて「バカラティーニ」星は遠ざかり、視界から消えていきました。しばらくすると宇宙船は超光速飛行に移りました。今まで輝いていた天の川銀河系の星々の光は超光速飛行に移った瞬間、全て消え去り宇宙船から見る外の景色は真っ暗になってしまいました。いや、それは正しい表現ではありません濃いダークグレーのような、なんとも表現できない色です。少し長い時間が経過して突然天の川銀河系の星々の光がパネルに現れました。超光速飛行をやめて通常飛行に戻ったためです。時々宇宙船の周囲には閃光が明滅します。ガス塊や小さな隕石が宇宙船の防護シールドに衝突したときの光なのでしょうか。それを繰り返しながら光の速度で4年もかかる距離を地球標準時間に換算してほぼゼロで太陽系に進入してきました。到着まで時間がかからなかった理由はあなたの世界とは時間が逆に流れている反物質の世界の空間を飛行したためでした。超光速飛行から時々通常空間飛行に移った大きな理由は宇宙船の位置の確認です。彼らは安全を保つためにひずみのある宇宙空間で宇宙船の位置を何度も何度も確認しながら飛行したのです。やがて土星の軌道を過ぎるころになると宇宙船内の拡大望遠鏡が地球を捉えはじめました。立体パネルに写る近づく青い地球、故郷の星に似ている姿に歓喜が走ります。「バカラティーニ」星の思いを断ち切るように。

 

②地球の環境と生物

私たち指導者は人々を地球に導きはしましたが、移住が計画通り進んでいっても地球での厳しい食糧事情など環境の異なる世界での生活は決して楽ではありませんでした。故郷の惑星に帰りたいという者もあり、混乱が生じました。そのため、地球を故郷の星として未来に進んでいくという固い決意のもと、誰も故郷の星に帰還させないという厳しい規則を作りました。これにはとても多く反発がありましたが、故郷の星に帰ってもやがて住むことが出来なくなることは誰も分かっていましたのでやがて反発はなくなっていきました。

 

移住してきた私たちは地球の重力が「バカラティーニ」星より思ったよりも大きく感じました。そのためにしばらくの間はかなり不快な生活を余儀なくされました。地球の重力が強かったためにその影響で生まれる子供は成長時にその影響をうけて身長が少しずつ低くなっていきました。

 

移住した場所はとても素晴らしい自然が広がっていました。しかし注意しなければならない危険な生物も住んでいました。内海には体長15mにも達するクロコダイル、30mにもなる大蛇のほか様々の小型の恐竜も生息していたのです。海には10メートルにも達する巨大なサメや水生恐竜などがとても多く生息していました。しかし内陸部には大型のシマウマや多くの種類の動物、鳥類も生息していました。

 

工場や住居の建設資材や生活のあらゆるものを初めのうちは「バカラティーニ」星から持ち込みました。当初考えていた以上に地球にあった植物も動物も「バカラティーニ」星のものとは栄養のバランスの点で異なっていました。植物については即食料とするには遺伝子への影響など安全性がわからない状態でした。そのためこれらも「バカラティーニ」星から持ち込み、栽培や飼育をすることとしました。

 

       食料の調達

 私たち生物学者と栄養学のエキスパートは熱い思いでこの星で食料の研究・調達を進めていました。不眠不休で働きました。そこで出した結論はこの惑星で食料となるものの収集・栽培・捕獲は後回しにしようということでした。移住を成功させるには早急に栄養価のバランスのとれた食料を地球で調達して、生命維持のサイクルを完成させなければならないことは十分承知していました。しかし、続々と入植して来る「バカラティーニ」星の人たちに十分供給出来るように動植物を改良するには時間はあまりにも短すぎました。

 

この移住計画の責任者、私は多くの研究者の意見と黄色人種との協議の結果、「この惑星の自然を変えても仕方ない。私たちの生存を最優先にしよう」と決めたのです。そこで、食料として直接「バカラティーニ」星から、ひまわり、トウモロコシ(トウモロコシは人間が皮をむいてやらなければ自己発芽はむずかしく過去のいずれかの時代に高等生物が関与したのではないか。との研究報告がある)、小麦、キャベツ、レタス、パセリやチェリー、オレンジ、バナナなど考えられる限りのさまざまな植物を地球に持ち込みました。それと合わせてたくさんの実験農場を作って地球環境に順応させてもいきました。

 

       黄色人種の品種改良

私たちが食料にしていた小麦は穂の長さが40~50cmにも達し、実はとても大きかったのです。背丈も人の背丈以上ありました。そのため小麦は膨大な量の食用穀物生産が可能でした。しかし、地球の気温は「バカラティーニ」より低く、様々な異なる環境により植物はうまく生育できませんでした。それを長い時間をかけて地球に在来していた食用に向かない小麦と掛け合わせるなどして地球でも生育できるように品種改良していきました。

 

多くの植物の持ち込みと品種改良の中で、地球で発見した植物の米についてお話しましょう。米の原種は私たちが入植した地域の沼のほとりで最初に発見されました。この植物の種はとても貧弱でしたが食べても悪い影響が出なかったのです。そこで入植後かなり後になり、食料生産が一段落してから品種改良を行ないました。長い時間をかけて飛躍的に改良がなされました。そして多くの品種が生まれとても素晴らしい食料となっていきました。(その多くの品種が3万年後に訪れる小惑星の衝突や地球規模の大水害で失われていくことになるのです。)

 

       黒人種の品種改良

私たちはとても良く食べられていたオレンジ、バナナなどを持ち込み「バカラティーニ」星より低い温度でも順応するように改良していきました。もちろん地球にもバナナの原種は発見されましたが大きな種を含んでいて食料にはなりませんでしたので品種改良することはせず、直接これらの苗木を運んで植えました。そして比較的低い温度でも大量に実をつけることが出来るように遺伝子操作をしていきました。

 

私は知性でありスピリット オーストラリアになぜ有袋類がいるかお話しましょう。

「バカラティーニ」星にはとても多くの種類の有袋類が生息していました。カンガルーは食肉用の動物でした。ヤギは乳製品より食肉に主点が置かれていました。カンガルーは当初地球の草を食べませんでしたので「アリル」という硬い芝を輸入したり人工的な餌を与えて育てていました。この草は地球の菌類によりうまく成長しなかったのです。この芝が地球の環境に順応した頃にはカンガルーは既に地球の草を食べるようになっていました。この地球に順応した「アリル」と言う草はあなた方がよく知っている日本名「ススキノキ」です。

 

私たちはとても大切にしている小さな生き物がいます。「ミツバチ」です。「ミツバチ」は私たちが移住したときは地球にも生息していました。故郷の星でミツバチを積極的に利用していましたのでミツバチと自然の環境のとても重大な関係を熟知していたのです。そこで積極的にミツバチを飼育して蜂蜜を採取しました。残念ながら犯罪人の処刑にも使用しました。このことはあまりお話しをしたくはありません。

 

私は知性でありスピリット あなた方は自分たちの食料のほぼ90パーセント以上が「ミツバチ」の貢献によって生産されていることを知りません。目先の生産確保や利益などのためミツバチの保護を行うどころか消滅の影響のある農薬を湯水のように使用しています。このような状態が続けばやがて地球そのものの環境を破壊してしまうでしょう。「ミツバチ」がいなくても、「自然は他の昆虫がミツバチの代りをするから大丈夫」と言う方もいます。しかし他の昆虫は「ミツバチ」ほど受粉能力はありません。ミツバチの能力を探ると創造主の計画まで遡らなければなりません。

 

 

3 周辺地域の調査、入植後の政治形態(とても単純だった)

地球の生活環境が整うに従ってお互い別々の地域で国を作って生活していた私たち種族間の貿易も盛んになっていきました。お互いが持ち込んだ食料となる動植物や地球で生産が可能となった多くの物品もお互いを潤おしていきました。地球での生活がうまくいくように多くの技術交換や相互援助も行われました。そのため、移住者は快適な生活が保障されていきました。しかし私たちは未だお互い種族間で結婚していません。私たちが出会ってから800万年以上お付き合いしてきたのに、考えてみると信じられません。

 

私たち種族間の交流や貿易には「バカラティーニ」星から持ち込まれた短距離航行用の宇宙船が使用されました。地球への移住と順応を最優先としなければならなかったために、長期間超光速飛行を可能とする宇宙船の建造に係わる高度な技術やあらゆるものに対する正確な観測技術などの継承と精巧な工業生産能力の向上、医療技術の発展や研究などが2番目に置かれました。

 

地球で暮らし始めてから300年が経ちました。生活も軌道に乗ってきたため私たちは本格的な地球調査を計画しました。調査隊は各人種50人ずつの混成チームで編成され、アフリカの詳細な調査活動を進めていきました。アフリカは深い森や草原が広がり、ゾウ、キリン、牛等とても多くの種類の動物や鳥、昆虫が生息していました。

 

私は知性でありスピリット 当時のアフリカは、北東部を除いて現在のアフリカと似た形状と言ってもいいでしょう。今より少し大きいと思えばいいでしょう。しかし今の死海はありませんでした。この周辺地域の砂漠化はずっと後に起きたことでその当時は緑豊かな地域でした。彼らは多くの発見をし、貴重な動植物を持ち帰りましたが、黄熱病も持ち帰り、多くの死者を出すに至りました。当時の動物は今の動物や鳥類と大きな違いはなかったと考えてもいいでしょう。そこに恐竜も一緒に生きていました。

 

調査活動では大きな収穫が得られました。その一つがトマトの発見でした。トマトは有毒成分が多く、渋みもありとても食べられるものではありませんでした。しかしとても大きな木になり丈夫で実も多くつけたため黄色人種の中の植物学者が興味を持って持ち帰りました。その後改良に改良が重ねて野菜として栽培するようになりました。

 

アフリカの調査では知らずに持ち帰ったものもあります。原因不明の病気です。それは瞬く間に広がり多くの者が死んでいきました。病原がわかったとき、これからどのように病気が拡大するのか、病気がうつる原因は何なのか判断出来る専門医もワクチンの速やかな製造を軌道に乗せるシステムも貧弱でした。特に黒人種の住んでいた地域は赤道付近にあったため、蚊の媒介によって瞬く間に病気が拡大していきました。多くの医療関係者の命も奪われてしまったのです。そのため対策が遅れていきました。急激に広がる病気に対するワクチンを両人種とも探し求めました。そしてついに黄色人種がワクチンを作ることに成功したのです。しかしそのワクチンはなぜか私たち黒人種にはあまり効果がありませんでした。その理由は今まで両種族間で遺伝子的な交流が全くなかったことが原因でした。姿かたちは同じでも生物的には全く別種だったのです。その後、黒人種にも効くワクチンが黄色人種の手により製造され、その結果私たちの友情と信頼の絆はさらに強くなっていきました。私たちの黒人種の人口はこのころには8億人に届くほどに増えていきました。

 

私たちは移住後速やかに国民の安定を図るため、新たな政治体制を引くことは第2段階とし、かねてから決めていた通りシンプルな形としました。

    いかなる理由があっても政党・党派、神を土台とする組織を禁止しました。

    8つの州に分け、州を8つの町や地区に分けました。8つの村の集合が1地区としました。全て「8」を基本としました。

    選挙は町又は地区から知恵があり清廉潔白な人物1名を指導者として選び、さらに常識・統率力・知性に優れた8名の長老も選びました。政治にかかわる年齢は45歳から65歳としました。

なぜ長老を付けたと思いますか。指導者の独断を避けるためと、民意をくみ上げるためです。指導者は長老と相談しながら政治を進めるようにしました。

 

この政治体制を効果的に進めるために州評議会を設置しました。州評議会は町や地区からの代表者8名により構成し、日常直面するような病院、交通システム、生活基盤の問題などを議論しました。そして決定は通常は挙手で行われました。

「8」を基本としたのは天地循環の基本だからです。民意を大切にし、歪を取り除き、民の幸せを第一において調和ある政治を行うことに努めたのです。政治に勝利という言葉はありませんでした。

 

地上を走る車は特別な場合以外ありません。そもそも車を地上を走らせて輸送手段にする非効率な考えはありませんでした。車は反重力や反磁力を利用して空中を移動するのです。

 

人々が自由で豊かな生活を送られるように政治が進められていたので犯罪はまれでした。また、どのような犯罪を起こしても判ってしまったからです。誰でも必要な物は手に入る社会でしたから盗みなどないはずなのですが、どのような罪を犯しても分かってしまうとだれも知っているのにそれでも人の欲は計り知れないもので、盗みはあります。その処罰はとても厳しく、(それ以上の説明は私が削除しました。今の世界のどこかにその刑は残っていますので。ただ、強姦殺人だけはお話しておきましょう。強姦された娘の死を母親はそれを望んだでしょうか。母親の苦悩は生きている限り続きます。それに反し加害者は自分の行為がもたらす結果を知っているのです。重大な犯罪ととらえていたとしても言い過ぎではありませんでした。そのため、犯罪者には死刑の判決が言い渡されると速やかに蜂蜜を全身に塗られて、アリ塚のわきに頭だけ出して埋められたのです。)

 

私たちは蜂蜜を犯罪者の処罰のためにも使いましたが、本当はミツバチとともに生活したといっても言い過ぎではありません。自然におけるミツバチのコロニーの位置をとても大切にしました。ミツバチは自然を豊かにするためにお互いがコロニーの位置を計算しているのです。自ら人を刺すことはありません。人を刺すのは攻撃的な心をもってエリアに侵入したり、手で振り払ったり、巣箱をゆすったりした時などです。それにミツバチについてとても大切なことが二つあります。

 

〇 一つは、彼女たち(ミツバチたち)はあなたの持っている多くの病気を治してくれます。ミツバチの刺す毒(ミツバチ以外の蜂の毒とは少し違うようです)も蜂蜜も人体に素晴らしい効果をもたらしてくれるのです。ミツバチは驚かさない限りは病気に繋がる経絡の場所をピンポイントで刺してくれます。病気を治そうとして起こす行動なのです。神経根炎などの病気を蜂毒はとても効果的に治してくれます。蜂蜜も過熱しなければ多くの乳酸菌が含まれており、腸内を整え抵抗力を強くします。蜂蜜に含まれている成分は病気を予防したり体や心を健康にしてくれます。

 

〇 二つ目は、ミツバチがいなければ自然は崩壊するということです。私たちの食料も自然の環境もミツバチのとても大きな受粉能力があってこそなのです。ミツバチ以外の昆虫にはその様な能力はありません。

 

私たちの司法制度について少しお話しましょう(今の私たちの制度とかなりかけ離れています。警察、検察、裁判官や弁護士というシステムはありませんでした)。私たちの犯罪を調べる担当者は全ての者がエキスパートです。特に高い知識と能力を持っており、冤罪は全くありません。上司や政治の意向が働かない制度で運営されています。一人一人が独立しているのです。それでも判決は複数で行われています。正しい判断とえん罪が生じないようにするためです。一つの裁判にこの担当者が数人担当し、別々にチャネリングすることにより犯罪状況を明らかにし、それを集合させてチャネリングの内容すべてが同じであればその場で処罰を決定し、直ちに実行したのです。

 

この捜査手法は、全ての人間は脳内からは常時情報が発信されています。その振動に同調することにより犯罪を正しく知ることになるのです。別な捜査方法もあります。それは集合意識にコンタクトして犯罪にかかわる経路を逆にたどるとしか説明できません。これらの担当者は常に高度な訓練を行っているのです。これらの情報にアクセスするための一つの方法はカー・ボデイを理解し、強くすることと松果体の機能を利用することなのです。

カー・ボデイとはなんでしょうか。いつの時代かわからないが、

私たちの生物・物理科学はある時、人体は二つの容器が重なり合っていることに気付いたのです。一つの容器は物質によって構成され、重力の影響を受ける肉体として存在し、もう一つの容器は量子の物理法則に従うカー・ボデイとして存在していました。そしてカー・ボデイを強化する生命磁気エネルギーの発生装置は男女の骨盤、性腺領域に存在することが発見されたのでした。特に、爆発的生命磁気エネルギーの発生は女性が受け持っていることがわかったのです。カー≒気、と言ってもいいでしょう。気という言葉はすでにヨガなどでおなじみと思います。しかしここではカーという言葉を使います。それは日本語の中に見出すことが出来るからです)

 

この二つの容器は人体の7つのチャクラによって連結されています。また、チャクラを補助するチャクラも存在しています。他の星の種族とこの発見の情報交換を行ったところ、生物によってその位置は少し異なることも解かってきたのです。」

 

    この詳しいことについては、第4章に「カー・ボデイ」として取り上げました。

 

(このことについて少し注記しておきます。~あなたは知っていますか。インド地方の人達が舞を舞う時に額に目を思わせる化粧をしているのを見かけると思います。そう、第三の目です。それはどこにあるのでしょうか。松果体です。その結晶構造が丁度水晶のように一定の周波数を受信するのです。水晶のようにと言いますが、スマートフォン中心の生活の今のあなたにはわからないでしょうが、昔の無線送受信機は一定のサイズに切断した水晶を使っていたのです。電気専門の多くの学生がその水晶を買って無線機を組み立てて使っていたのです。この松果体の能力は地球の集合意識にチャンネルを合わせればエドガーケーシーのような能力も発揮しますし、殺害された被害者からの事情聴取も可能とするものなのです。また、地球外の生命体とのコンタクトをすることもできるのです。しかし私たちは、小さいことからこの訓練を受けていないために神経系にこれが刷り込まれていないのです。刷り込まれるとはどういうことなのでしょうか。それは子供が母国語を覚えるようなものです。しかし突然この能力が開花する人もいますが多くの場合、当の本人は他の人と変わらない当たり前の能力だと思い込んでいるのが多いのです。あなたが毎日見ているテレビに出演している人の中にもおりますよ。)

 

 

4 邪悪な宗教の発生と高次元生命体の介入による邪悪な宗教の排除

高次元知性体 あなた方の世界に断片的ですが残されている彼らの歴史のひとつを案内しましょう。黄色人種の聖職者は国政に発言権を持ちませんでした。宗教と政治は完全に分離され、宗教が国民を煽動することもなく上手くまとまっていました。しかし、黒人種の宗教指導者の一部は民衆を自分たちに付き従わせるために恐怖という手法を導入していきました。そしてついに生贄を考え出したのでした。その異常な行動を摘み取り、人々の生きる自由を支援するために私たちは直接介入を行いました。

 

私たち黒人種の指導者は国の外の宗教行為については関与しませんでした。どのような宗教行為があっても黙認していたのです。いいえ、人口も増えそこまで手が回らなかったといってもいいでしょう。しかし、私たちの一部の宗教指導者が行っていた目も開けられないようなひどい宗教都市が一夜のうちの崩壊したのです。生き残った者は寺院も何もかもがさらさらと砂山が崩れるように一瞬のうちに崩れ落ち、そこには砂以外何も残らなかった。といっていました。

 

地球に移住して1000年が経ちました。そのころになると私たち黒人種の聖職者の中には大衆を自分に取り込んで利用しようとする考えの者がいく人も現れ、政治に宗教がかかわってきたのです。私たちの良識な政治家や民衆は宗教が政治にかかわることを危惧し、排除しようと努めてきました。そのため多くの宗教家は自由に宗教活動を行うために国を離れて西に向かいました。信者となった多くの者が聖職者と共に或いは後を追いました。長い時間の中で50万人以上の人々が付き従ったのです。その過程で宗派分離もおこり、少しずつ遠方に広がっていき、やがて多くが西の大きな大陸(今のアフリカ)の北東部を中心に定住したのです。そこは非常に肥沃な大地が広がり、温かく穏やかな気候のため多くの植物と動物に満ちあふれていました。

 

私たち聖職にある者は人々が付き従ってくれることを強く望みました。そのためには威厳が必要でした。神の名のもとに従わせることが重要でした。他の宗教に取り込まれないか心配もしていました。そのためには神殿を造らせ、いままでの政治形態は捨て、信徒をコントロールしなければなりませんでした。

 

新たな政治形態は聖職者が聖職者の中から政府の長を選び、町や村の指導者は聖職者に従うように決まりを変えました。そのため徐々に私たち聖職者中心の政治とすることが出来ました。また、宗教活動を推進するためには財力が必要でした。今までは国が生活のすべてを支給してくれましたが、ここは国から遠く、宗教活動には国の支援は得られません。そのような場所で活動を行うには誰もが働いて生産活動をし、それを協会に差し出してもらわなければならなかったのです。私たちは時期を見て次第に重税を課し、その財力をもとに宗教政治を行ったのです。

 

宗教政治はその下で暮らす人々の富を徐々に吸い上げるように機能させました。そのため財産的な富裕層と貧困層の2つの階級に分かれていきました。今まで言葉上の意味でしかなかった貧困というものが自然に生じていきました。

 

私たち聖職者の行為を国の人々は大変危惧していたと思います。しかしこちらまで遠征して武力で強制的にこれ等の行為をやめさせることは、国内の発展を最優先にして来たために余力がないことを聖職者はわかっていました。そのため私たち聖職者の多くは教えをエスカレートして人々に石や木で造られた神々を崇拝させ、大衆を無知な状態にして離反や逃亡を防いでいきました。

 

私たちの宗教組織はとても大きく、強力なレーザー兵器を備えた軍隊を持ち、寺院を中心に数キロにも及ぶ円形都市を形成していました。私たちは反逆者の芽を摘み宗教活動を一層強くするために「生け贄」という方法を考え出しました。時には一度に何十人もの人を「生け贄」としていきました。生贄になった多くは犯罪者や犯罪者として仕立てられた無実の者、或いは貧困者の中の若い女性などでしたがそれは宗教活動の流れの中でやむを得なかったのです。「生け贄」の手法は外の宗教組織にも伝わり、実施されていたようです。そのためアフリカを目指していた多くのグループの心は乱れ、汚職、売春、麻薬や多くの犯罪、不正行為が頻繁に起きていきました。これらの犯罪者を処罰するために「生け贄」の人数は増えていきました。

 

いつの間にか私たち女性は宗教により低い地位に置かれていきました。聖職者に従うにつれて、生活は苦しくなっていきました。貧富の差も大きくなり、今まで何不自由なく暮らしていた私たちは夫に従い、聖職者の指導に従わないと生きていけなくなったのです。生きるために今まで考えもしなかった売春もせざるを得なくなっていったのです。

 

高次元知性体 この宇宙では「人はどの惑星に住もうと人間の基本的義務は精神性の発展に努めることにある」と定められています。そのため、この時点で私たちは介入することとしました。彼らへの直接介入は当時はこの1回だけです。「当時はこの1回だけ」という意味は重要です。

私たちが介入したのはアフリカに向かった最大の宗教グループでした。強力なレーザー兵器を所持していますが航空機は所有していませんでした。私たちの宇宙船でさえ、強力なレーザー光線の直撃を受ければ損傷することもあり、そのため危険を避けて宇宙船はこの地域には着陸せず、宇宙空間に留まり、大司教の脳内に直接メッセージを送りました。

 

私はここの大司教です。寝て居た私は突然起こされました。寝室に神が現れたのです。神は金色に輝きゆらめいています。「生け贄の儀式をやめて正しい道に人々を導くように」と、強く厳しい言葉で話されました。そして従わない場合の神の力が示されました。全ての建物が砂のように崩れ落ち、従わない全ての者も砂になってしまったのです。私は恐れおののき、15人の聖職者で構成される会議をすぐに開きました。

 

私の昨夜のことを話し、「生け贄予定の者を直ちに開放して、皆が希望をもって生きられる社会を目指そう」と話したところ、12人の聖職者が大司教の私に異を唱えました。そして私を非難し、今までの宗教指導を維持することを主張しました。救いは2名の聖職者が私の話を聞き入れ、神のメッセージに従うことを主張してくれたことです。しかし多数決の結果、「生け贄」も今まで通り行うこととなったのです。大司教である私の権限で生け贄の儀式をやめさせることは不可能でした。いいえ命を懸けてやめさせるだけの勇気が私にはなかったのです。

 

高次元知性体 私たちは彼らの会議の状況を宇宙船内で観察していました。そして200人以上が「生け贄」となる日の前夜に武力をもって直接介入することにしたのです。寝ていた大司教と彼の忠告に従った2人の聖職者を起こして聖都から1.5キロメートル離れた公園に導きました。次に12人の聖職者以外の全住民に天使の導きの集団幻覚を見させて聖徒から脱出させました。12人の聖職者は深い眠りにつかせました。「生け贄となる民を閉じこめていた檻」はそこを守る兵士に正しい意識を目覚めさせて自らの手で開けさせました。

全住民が避難したのを確認してから大気圏外に停止していた宇宙船から直径3メートルの銀色の球体装置を発進させて、聖都上空1万メートルをゆっくり飛行しながら「強い波動」を聖都に向けて発射しました。

 

聖都の上空に突然きらめく星が出現しました。その星はゆっくりと円を描くように聖都の上空を外側に動いていきました。するとその動きに従ってさらさらと砂が崩れるように全ての建物が崩れ落ちてしまいました。そして高さ1メートル位の砂の山となってしまったのです。

 

私は大司教としての今までの教えは、神の教えに背くものあることを気付かされました。私はこの場にいる全ての人々に自分の過ちを認め心の奥底から約束しました。「神を敬い、人々の幸せのためだけの道を進みます。この出来事を詳しく記録して他の宗教集団にも伝え、生け贄などによる過ちを二度と起こさないよう指導していきます。」と。

 

工業より牧畜などを好んだ彼らはその後徐々にアフリカ全土に広がっていき人口も数百万人に増えていきました。この黒人種が、今の黒人とは思わないでください。

 

高次元知性体 2人の聖職者はその後も大司教を支え、やがて地球移住前の時代のような平和な秩序ある社会をアフリカの地において作っていきました。彼らはこの出来事を当時詳細に記録していますが時代を経るごとに伝説や物語の中で歪められていきました。

 

私は彼らに2つ質問してみました。「直接介入は今でもあるのか」と「この時使用した武器」について。

 

高次元知性体 「直接介入は今でもあるのか」についてはあなたが知ろうとしないからわからないだけです。目をこらし耳を澄ませばわかることでしょう。

「この時使用した武器」についての詳細はお話しできません。それはもろ刃の剣だからです。あなた方は「火薬」を道路を作るためなどに使うでしょう。しかし人殺しの道具としても使うでしょう。それと同じです。でも少し教えます。量子の世界を操る超音波と言ってもいいでしょう。ミステリーサークルを作るときも使いますし、私たち全ての宇宙船にも自衛のために備えられています。

 

                               

5 2種族の結婚、2種族が最初に結婚したのはアフリカの地でした

   西方の地(アフリカ)に進出した私たち黒人種は、物資の搬送や交流のため定期的にやってくる国(オーストラリア)の黒人種の宇宙船を「火の戦車」と呼んでいました。「火の戦車」と呼んだ理由をお話します。宇宙船は飛行する時、その機体が「燃え盛る火のベール」に包まれるからです。このベールは戦車のように頑丈な力を持っているからです。

この地において私たちは黄色人種と別々の地域に住んでいたということではなく、比較的近い距離に交じり合うように住んでいました。そのために黄色人種との精神面での交流も進み、私たちの若い男女は種族間で愛し合うようになりました。

 

「バカラティーニ」星では男女が決して交わることのなかった2人種間に地球のこの地で初めて混血が生まれたのです。

 

私たち男女は愛し合いました。いままで絶対に男女の性的な接触が禁じられていたタガが急速に外れていきました。そして私たちは男性を受け入れました。その理由はただただ愛され、男性を信頼できたからです。

 

私は知性でありスピリット この混血種は黄色人種の血が多く入り、黒人種でも黄色人種でもない中間的なやや赤みを帯びた肌色の人種を生み出しました。そして時間が経過すると地球に滞在していた多くの星の種族とも交わり、さらに多くの黄色系の人種を生み出していきました。ここで生まれた黄色系人種としての肌の色と今のアボリジニの黄色系の肌の色は発生形態が全く違うことを覚えておいてほしい。混血で生まれた黄色系の肌の色は遺伝子が混じりあった結果ですがアボリジニの肌の色は放射線から自分の体を守るために遺伝子がコード化された変化したものであることを。そしてこの混血種は肌の色が黒人種と異なったところから遠い未来においてヨーロッパ人の奴隷狩りから多くが救われていくのです。